EES神戸とは

なりわいとグローバル経済

チームの研究目的

本研究課題では、世界各地のローカルな場に密着したさまざまな種類の稼得労働(なりわい)に着目し、原材料・生産のための道具を調達し、人を集めて商品・サービスを生み出し、消費者にものを届けるという一連のサイクルの重なりが、いかにグローバルな状況のなかで展開しているのか、さらにそれぞれのプロセスにおいて、他者とのネットワークがいかなる形で作り上げられているのかについて検討する。
 小さな地域社会に根ざしたもののように見える人びとのなりわい(畑仕事、漁撈、衣服作り、みやげもの制作、露店での商いなど)は、本人たちにも由来不詳の人・モノの移動に支えられ、国際政治・経済の動向に左右されている。本研究課題では、テングサ、乳製品などメンバーの関心に基づく具体的なものに着目し、これを検討していく。

2023年度の進捗状況および今後の計画

2023年度
・8月8日にテーマ会議を行なった。
2024年度
・シンポジウム等を具体的に計画、実施していく。

メンバー

宮脇千絵(コーディネーター)
小川さやか
下條尚志
冨田敬大
藤川美代子
上杉妙子
張玉玲
李定恩
尤驍