日時
2月9日(木)13時半から16時半まで
開催形式
対面とオンラインのハイブリッド方式での開催
会場
神戸大学鶴甲第一キャンパスE棟学術交流ルーム1(E410教室)
概要
モンゴル国では、20世紀の半ば以降、人口の増加、工業化と都市への定住化が急速に進展し、現在では、全人口のおよそ半数(約163万人)が、首都ウランバートルに暮らしている。本ワークショップでは、現代モンゴルにおける人口動態(人口増加、都市部への人口集中および草原部の過疎化)が、草原(khodoo)と都市(khot)に暮らす人びとのウェルビーイング(生活の安定や幸福)に及ぼした影響について、地方から都市への移住、都市生活と草原のつながり、都市近郊の酪農生産、地方の新型コロナウイルス感染症への対応とポストコロナの状況という4つの視角から検討を行い、都市と草原の双方において、幸福実現に向けた課題と可能性を明らかにする。
プログラム
- 13:30~13:32 拠点長あいさつ(岡田)
- 13:32~13:40 趣旨説明(冨田)
第1部 基調講演
- 13:40~14:20
Troy Sternberg(University of Oxford, School of Geography)
Pastoral diaspora: herders, migrants or explorers?
第2部 個別報告
- 14:20~14:40
発表1 :松宮邑子(埼玉大学大学院人文社会科学研究科)
都市生活における“幸福”の体現――草原との関係にみる都市民の住まう実践 - 14:40~15:00
発表2 冨田敬大(神戸大学大学院国際文化学研究科)
都市近郊の零細酪農生産の特徴と持続可能性 - 15:00~15:20
発表3 星野仏方(酪農学園大学環境共生学類)
新型コロナウイルス・パンデミックの中のモンゴルの遊牧民――モンゴル国全国気象ネットワークを用いた調査から見えたもの - 15:20~15:40
発表4 上村明(東京外国語大学大学院総合国際学研究院)
新型コロナウイルス・パンデミックはモンゴル国の移動牧畜を変えたか
〔休憩10分〕
第3部 コメント・総合討論
- 15:50~16:00 コメント1 寺尾萌(鹿児島大学法文学部)
- 16:00~16:10 コメント2 森永由紀(明治大学商学部)
- 16:10~16:30 まとめ・総合討論 尾崎孝宏(鹿児島大学法文学部)
問い合わせ先
神戸大学大学院国際文化学研究科 冨田敬大(tomitaka@people.kobe-u.ac.jp)
主催:人間文化研究機構 グローバル地域研究推進事業 東ユーラシア研究プロジェクト 神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)拠点
共催:日本学術振興会 英国との国際共同研究プログラム ポストコロナの内陸アジア牧畜民社会に関する比較研究
共催:神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)