EES神戸とは

テクノロジーとモビリティの拡張による距離と境界の再構築:空間・身体・イデオロギー

グループの研究目的

情報通信技術やデジタルプラットフォーム、デジタルマネーなどのテクノロジーの発展により、ソーシャルコマースや地下送金、インフォーマルな経済活動が活性化するとともに、人や情報、モノのモビリティが拡張している。またテクノロジーとモビリティの拡張は、ナショナリティやエスニシティ、領土をめぐる国家の統制やイデオロギー的な観念、空間的・身体的な距離・境界を重層的に変化させ、異なる者どうしの新しい文化的な衝突と排除・包摂を前景化させている。本グループでは、東ユーラシア地域におけるテクノロジーとモビリティの拡張により、こうした空間的・身体的・イデオロギー的な距離や境界が再構築されていく現象を学際的に明らかにすることで、これまでとは異なる「地域」の設定とそのダイナミズムを構想する。

メンバー

小川さやか(コーディネーター)
今村真央
下條尚志
橘誠
鈴木亜望
李定恩
李眞惠
尤驍
陳宣聿
前野清太朗
上杉妙子